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布団のサイズ ふとんの寸法 の豆知識 布団の大きさの測り方
敷布団や掛布団の大きさ表示サイズと実際のサイズの違いや適正なお布団カバーのサイズのご説明ページです。
■布団サイズの目次■
(1)お布団のサイズ・大きさ…
布団のサイズ・ふとんの寸法に関しまして、1980年前後までは同じ日本国内でも西日本と東日本、細かくは関西と関東など地方地域によってお布団の巾や長さのサイズが異なっていました。特に従来からの綿わた入りの和風寝具では、大きな差がありました。
お布団の巾のサイズに関しましては、側生地に使用されている布の巾が基本になっていたようです。「呉服の生地」の巾が基本でした。絹織物の生地は、ひと巾36〜38センチが基本でそれを3枚継ぎ合わせた大きさが三巾(縫いしろ分を差し引いて105cm前後)1人用・シングルサイズ。3枚と半分で、三巾半・4枚で4巾…と言う風に。
戦後、生地を織る織機の対応も進み、一枚の巾が着物生地の3枚分の巾がある三巾生地、綿ブロードや綿サテンがお布団のサイズの基本に移り変わってきたようです。
布団の「巾」に関しては、現在でも昔と大きく変わっていませんが人々の体格も良くなり、「長さ」に関しては、昔と比較して長くなってきました。
190pが200cmになり、現在では、210pと言う様に徐々に長くなってきました。また現在では、消費者の皆様の利便性も考え日本国内では、業界全体で統一したサイズになっています。
目次に戻る(2)お布団のサイズの表示について
消費者の皆様方が困惑されるのが、商品のラベルの表示サイズに対しての、適正カバーサイズの件です。下の画像のブルーの線がお布団自体のぬい側サイズ、赤い線が仕上がりサイズ(実寸・製品サイズ)です。
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(3)羽毛や羊毛の「掛け布団」の場合
羽毛掛布団、羊毛掛布団、ポリエステル等々、キルティング(ミシン縫い加工)の仕上げがされているものはほとんどの場合が、B:赤い線の寸法(仕上がりサイズ)の表示です。その場合の※掛布団カバーのサイズは、表示サイズと同サイズ(赤線のサイズ/仕上がりサイズ)をお求め下さい。
目次に戻る(4)キルティング加工の敷布団の場合
最近の既製品の敷布団で、表面がミシン加工されている場合も商品の表示サイズは、B:赤い線の寸法の表示の場合がほとんどです。※このようにミシン加工された(中心に固綿の芯が入っている)敷布団のカバーは、敷布団本体に縫い付けられている品質表示票の仕上がりサイズより、5cm〜7cmプラスした大きさのカバーをお求め下さい(敷布団の※厚さによって異なりますので注意が必要です)。
例えば、布団の表示サイズが、100×210cmの場合は、通常105×215cmのカバーが適正サイズになります。 また、敷布団の形状で、厚さが荷重後10cm以上ある様な特殊な形の場合は、お求めになられた業者に「適正な対応カバーサイズ」のご確認をされる事をお奨めいたします。
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(5)仕上がったばかりの敷布団と半年後の敷布団では「大きさ/サイズと厚さ」が変わります
【厚さにつきまして】
綿わた100%の敷布団やHB-3敷布団の場合、綿を重ねて仕上げてます。仕上がったばかりの製品は、未使用で負荷が掛かっていないため分厚い状態です。ご使用に連れて必ず徐々に厚さが減少します。そのため木材をカットして作る家具とは異なり、品質表示として正確な「厚さ」の表示は出来ません。
【仕上がりサイズ(オーダも含む)につきまして】
(1) 綿わた100%の敷布団やHB-3敷布団のサイズオーダーの場合、できる限り正確にお作りしますが、綿を重ねて仕上げていくため実際の仕上がりサイズに関しましては、前述の家具の様な木工品と異なり、若干の誤差(±2%前後)が生じる事はご了承下さい。
(2)仕上ったばかりの敷布団は、「厚さ」があり、中央部の端から端までの長さは少し短くなります。 ご使用後少しずつヘタって来た[厚さが薄くなる]後は、巾・長さとも少し大きくなってきます。ただし、お布団カバーのサイズは、おなじでOKです。
★お布団本体の機能を活かすためには、適正なサイズのカバーがベストですが、小さなキツイ目のカバーよりも、若干ゆとりのあるカバーの方を推奨いたします。
綿わた入りの敷布団は、地域やお店によって表示方法が異なる場合もございます。
(6)サイズオーダーの敷布団
上記の様に、綿わたやポリエステル綿の敷布団の場合、同じ縫い側サイズの生地で仕立て上がっても、わた量によって仕上がりサイズ上図/赤いラインの数値は異なってきます。厚くなれば仕上がりサイズは短くなり、徐々にヘタレば伸びて長くなることになります。
★繰り返しになりましが、ウレタンフォーム系の敷布団やマットレスは「厚さ」の表示が可能ですが、「綿わたの入った敷布団」は、ご使用後に適度に締まって薄くなるため品質表示の段階で厚さの表示は出来ません。
※同じ布団でも仕上がった時点のサイズと、しばらくご使用後のサイズでは必ず「差」が生じます。その様な寸法の「差」も考慮され実際の、表示サイズは、お店によってAの場合とBの場合が見られるようです。
「眠むの木」では、基本的に和布団もBの仕上がりサイズを主に表示しています。
【例:ベビー敷布団】
綿わた入りの和布団の場合、 仕上がりサイズ:70×120cm(縫い側サイズ75×128cm)と言う表示になります。
これは、75×128cmに縫い上がった生地に「わた」を入れ、和とじ(糸でわたを固定していく)をした状態で、B:赤い線のサイズが70×120cmになった商品の表示内容です。
※この商品も約ひと月前後ご使用になられた場合、少し薄く締まって来ますので実際の、B:赤い線のサイズは若干伸びて来ますます。また日干し等によって、厚さが回復した場合は、Bの数値も小さくなってきます。
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(7)敷布団カバーをオーダーされる時のサイズの指定の方法
敷布団を畳ベッドに合わせたり好みのサイズで作られた場合、初めはお布団屋さんに作ってもらった敷布団カバーも、時間がたつとサイズが判らなくなります。
従来の木綿わた入りの和風敷布団の場合は、問題は少ないですが、最近販売されている固綿芯が入っているようなキルティング加工タイプの敷布団の場合、形状や素材によって適正な敷布団カバーのサイズは異なります。結論から言いますと敷布団カバーに関しては、その製品の製造元・販売店で確認して購入される事がベストです。
ただしお好み等の問題で販売店以外の他のお店で作ってもらうときには、下記の方法で注文されるのが一番良い方法です。サイズが合わないカバーをセットすると寝心地も良くありませんのでその点はご理解ください。
(1)まず巾ですが、巾方向の一周のサイズをを測ります。 「A」です。それを半分に割ります。2分のAです。
(2)同様に長さ方向の一周のサイズを測ります。 「B」これも半分にします。2分のBです。単純には、巾は2分のAcm×長さ2分のBcmとなりますが、ここでカバーの収縮率をプラスする必要があります。
綿100%の生地を使用したお布団カバーの場合、お洗濯の後、1〜3%ぐらい縮んでしまうからです。通常の場合は、長さ方向に縮む割合が多いですから長さに5〜7cmプラスします。巾に5cm弱プラスした数値が、実際のカバーの仕上げサイズになります。
★アルファインお布団カバー等、ポリエステル混紡の場合は、縮みは、あまり見られませんのでゆとりは若干少なめでOKです。
繰り返しますが、「敷布団」の場合、お布団本体に表示されている製品サイズと、その敷布団に使用する適正なお布団カバーの仕上がりサイズとは、厚さによって大きく異なる「数値の差」がある事をご記憶ください。
目次に戻る(8)布団サイズの表記方法
業界ではカバーやお布団の寸法・お布団のサイズの表示は、巾×長さになります。例えばシングルサイズの掛布団の場合、正しくは、巾150p×長さ210pの順です。210p×150pの順ではございませんのでご注意ください。
代表的なお布団の仕上がりサイズをお書きいたします。
掛布団サイズ |
サイズ/巾×長さ*単位cm |
備考 |
ベビー掛布団 |
約95×120〜100×130 |
セットになっている品に多いサイズです。大きさ的には1歳半までくらいが限界かも |
〃 |
105×130 |
布団専門店の手作りの品に多い |
夏掛布団 |
115×155〜120×160 (昔…のサイズ) |
昔は、麻の生地で作っていました。 |
肌掛布団 |
140×190 |
最近の既製品に多いサイズです。各メーカーによって差があります |
ダウンケット |
150×210 |
大手メーカーのダウンケットはこのサイズが多い。一般的なお1人用 |
一般冬用ジュニア |
135×185 |
3歳〜 身長150pぐらいの方。通常は小学校の高学年…もちろん個人差がありますが |
一般冬用シングル |
150×210 |
一番多いサイズ 身長175p前後までの方に。身長が180p前後以上の場合は、スーパーロング230pがお奨め |
一般冬用セミダブル |
170〜175×210 |
昔は167×200 一人でゆったりお休みになられる時にお奨め。お二人用としては狭いのでチョッとつらい… |
一般冬用ダブル |
190×210 |
昔は180×200、 |
一般冬用クィーン |
210×210 (メーカーにより220×210) |
関東と関西で若干差がある、お二人でゆったり |
一般冬用キング |
230×210 |
お二人でゆったり保証 |
敷布団サイズ |
サイズ/巾×長さ*単位cm |
備考 |
ベビー |
70×120〜75×130 |
■敷布団に付いている、品質表示に書かれている「サイズ」と、適正布団カバーの表示サイズとは、若干異なる数字になる場合が多いです。 |
ジュニア |
90×185 |
|
シングル |
100×210 |
|
セミダブル |
120×210 |
|
ダブル |
140×210 |
|
クィーン |
160×210 |
|
キング |
180×210 |
ベッドサイズ |
サイズ/巾×長さ*単位cm |
備考 |
セミシングル |
巾90×長さ195〜200×厚さ20 |
厚さは20cm前後が一般的ですが輸入品の一部に30cm前後の商品もございます。 |
シングル |
100×195〜200×20 |
|
セミダブル |
120×195〜200×20 |
|
ダブル |
140×195〜200×20 |
|
クィーン |
160×195〜200×20 |
|
キング |
180×195〜200×20 |
|
※上記のサイズは、全国的にきっちり統一されているものではございません。各メーカーにより、若干の差がございます。日本国内の大手の寝具メーカーが、ユーザーの便宜を図るため、話し合いの結果、近年上記のサイズに統一するようになって来ました。 |
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眠りのプロショップ「眠むの木」が解説します。 羽毛布団とは・・・?たくさんあるけど、一体、どれを選んだらいいの・・・?という多くのお客様の疑問に眠むの木がお応えします。豆知識などを織り交ぜながら、少し文章が多いですが、詳しく解説しております。