毎日使っている敷布団のお手入れについて
敷布団のお手入れの基本は耐久性を高めるためのローテーションと「カビ対策」として床面と敷布団の間に溜まる湿気抜きです。湿気と言えば寝汗のイメージがありますが一年を通して「結露対策」がいちばんのポイントです。快適に長く使い続けるための簡単なルーティーンをご紹介します。
敷布団の畳み方・お手入れの目次
一年を通してご使用になる敷布団のお手入れポイント
お買い上げいただいた敷布団の普段のお手入れで一番大切な事は、すのこベッドや畳、フローリングなど床と敷布団の間に、寝汗や結露の湿気が溜まりやすいため何らかの方法で湿気を取り除く事です。湿気が溜まった状態にしておくと「カビの発生」の大きな要因になります。
湿気抜きの一番簡単な方法は、起床後に敷布団を二つ折りにして床との接面に空気を当てていただく事です。素材によって若干異なりますので、上の目次(3)(4)(5)の項をご参照ください。
敷布団を寝心地を長持ちさせる為のお手入れ
ベッドマットレス・木綿わた・ポリエステル・キャメルなど素材に関わらず、寝心地を左右する「部分的なヘタリ」を防ぐために定期的に「ローテーション」をする事です。
「ローテーション」の頻度は、多いに越したことはありません。ベッドマットは大変ですが、畳の部屋やフローリング床に直敷きでお休みの場合、綿わた敷布団やHB-3敷布団は毎日でも可能ですね。
敷布団の方向を決める際は、ネームタグ・品質表示タグを目印されるとよいでしょう。
※大人・子供関わらず、赤ちゃんが使うベビー敷布団も同様にローテーションされる事をオススメします。
綿わた敷布団の場合…
吸湿性としなやかなコシが特徴の綿わた100%布団。綿わた敷布団を普段使いされている方にしていただきたい畳み方は二つ折り!!。
頭、上半身、下半身など寝ている部分によって、体から出る寝汗や結露による湿っぽさは異なります。
基本的には首筋から腰あたりに湿気がたまりやすく、日常的に意識をして空気を当てていただきたいのは、腰から上の部分となりますので、頭から腰までの間の部分を畳んで空気に当ててください。 (向かって右側が上半身とした場合)
たまに足の部分から腰までの反対側の部分も畳んでいただき湿気を逃がして下さい。
綿わた敷布団の2枚合わせタイプの場合も、基本的には湿気は下の敷布団と床の接面に溜まります。
畳みづらい敷布団については、上の写真のように布団に潰されず、隙間を作る事のできるしっかりしたカゴや箱のようなものを用意ください。 下の写真のように、敷布団の熱や湿度がたまりやすい部分に空間を作ってあげる事により、湿気を逃がすという方法もございます。 とにかく、床、すのこベッドが布団と接触している部分に空気を当てる事が大切です。
カゴや空間を作る事のできるモノを敷布団の隙間にはさみ、寝る前に外していただくのが良いと考えております。一度お試しください。
眠むの木で好評の敷布団HB-3も同様に二つ折りです。
プロが推奨する布団乾燥機の使い方
布団乾燥機のご使用は効果的です。いろいろ試しましたが、敷布団の湿気取りにはオーソドックスなマットタイプ(乾燥袋)ふとん乾燥機にて敷布団全体の湿度を取り除くのがベストだと考えております。
敷布団への布団乾燥機の使い方として更におすすめする方法は、穴の空いた空気の抜けるザルの様なかご等をマットの上に置くと非常に効果的です。
少し手間が掛かりますが、とにかく湿気を抜く効果は抜群に上がります!!
ノズル型の布団乾燥機をお使いの場合は
既にノズル型の布団乾燥機をご使用されている場合は、こちらの方法をおすすめします。
ノズルの先にしっかり穴の開いたカゴやザルを置く事により、
ノズルだけでご使用される時よりも空間が広がり、布団乾燥機の効率がより得る事ができます。
お手軽に試せる一つの手段としておすすめいたします。
高反発・三つ折りタイプ・メッシュウィングの場合…
3つ折りタイプの好反発マットレス・メッシュウィングはメッシュのカバーがかかっておりますので汚れが目立たなく、敷きっぱなしにしがちな敷布団ですが、やはりそのままに敷きっぱなしにすると、カビなどが起こるリスクが非常に高いです。
普段のお手入れとしては、一番簡単な方法は上の写真のように裏面に空気を当てていただく方法です。 とても簡単なので布団から出た後は、このようにして床と敷布団の間に隙間を作ってください。
また高反発のしっかりした3つ折りマットレスの特性上、自立ししますので屏風の様に立てておくことがより良い方法です。普段から敷布団の裏側を意識していただくとより快適に長くご使用いただけます。
布団をお手入れを少しでも楽にしたい方へ
お手入れを少しでも軽減する為の商品として「除湿シート」もおすすめです。
ただし除湿シートを使えば、敷きっぱなしにしても大丈夫というものではありません。やはり除湿シートが取り込んだ湿気を逃がす/乾かす事が大切です。
除湿シートに敷布団と同じように布団乾燥機を使うのも効果的です。
湿気を吸湿する除湿シートの販売サイト