Q1.木綿わた・綿ふとんの特徴は何でしょうか。

@木綿わたは吸湿性・保温性に優れ、復元カに富んでいます。また木綿の繊維は、中空で天然のよじれをもっているため、日干しをすることにより吸収した湿気を放湿するとともに、あらゆる繊維の中で最も優れたかさ回復力をもっています。
綿の繊維


A木綿わたは寝返りを打ちやすい適当な硬さとクッション性をもっており、特にインド、パキスタン産のデシ綿(繊維が太く短いもの)と呼ばれる綿花は敷きふとんに適しています。

また掛けふとんには、メキシコ、アメリカ産の繊維が細く長い綿花がドレーブ性を発揮し掛けふとんに適しています。

B綿ふとんは、品質の良い木綿わたを使用している場合には、打ち直しを行うことができます。

Q2.敷きふとんには、綿100%のものと綿とポリエステルの混じったものがありまずが、どちらが良いでしょうか。

木綿わた100%は、吸湿性に優れ、ポリエステル混のものは軽くてかさ高性と弾力性に優れていまず。お好みによって違いますので、一概にはどちらが良いとはいえません。

大まかには、●綿100%の敷布団は、カッチリ硬い目で、●混綿の敷布団は、ふっくら柔らかい目と言えます。

ただ、綿100%もポリエステル混も、どちらも木綿わたの品質が決め手となります。また、綿とポリエステルの混用割合は、ポリエステルの比率が30%位が適当です。

●ポリエステルわたを混紡すると、軽く柔らかくなるのは、良いですが、敷布団の機能としての、「支持性」身体を支える力がなくなってきます。ですから感覚は「ふわふわ」したものとなります。

骨格が安定していない、赤ちゃんには、「眠むの木」としては、混綿わたの柔らかめの和風敷布団は、あまりお奨めはしておりません。

「木綿わた100%」の敷布団または、ポリエステルわたを適度に圧縮し、ある程度の硬さを持った敷布団を、お奨めいたします。