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不眠症と過眠症について
寝付けない不眠症と眠りすぎて過眠症。
睡眠のバランスを崩してしまうと、日常生活にも大きな影響を受けてしまいます。
では、正しい睡眠を得る為にはどうすべきか?
京都の布団専門店“眠むの木”が眠りについて豆知識や情報についてご紹介いたします。
厚生労働省も関心を寄せる「快眠」の実現。
今や「気持ちよく快適に眠る」は国民的健康テーマです。
近年、社会の24時間化が進み、睡眠不足や睡眠障害等の睡眠の問題を抱える人が増加しています。厚生労働省でも「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」において、睡眠について具体的な目標を掲げ対策を講じています。
厚生労働省の保健福祉動向調査(2000年)によると、睡眠による休養が「やや不足」または、「全く不足」と答えた人が3割強に達しています。特に目立った理由は、「悩みやストレス」「仕事、勉強、通勤・通学などで時間がとれない」など。このような状況を踏まえ、厚生労働省(健康づくりのための睡眠指針検討会)ではより充実した睡眠について分かりやすい情報を提供することを目的に、2003年3月に「健康づくりのための睡眠指針」を策定しました。厚生労働省のホームページから睡眠に関する資料を抜粋いたしました。
●不眠症
健康維持に必要な睡眠時間が量的あるいは質的に不足し、社会生活に支障をきたしたり、
自覚的に悩んでいる状態を不眠症といいます。睡眠時間が4〜6時問でも本人が満足し、
昼間に正常に活動できるなら不眠症とは呼びません。
@ 不眠症(一次性不眠症、精神生理性不眠症、神経症性不眠症)
意識的に眠ろうと努力することで神経が興奮して中枢神経系が覚醒し、 ますます眠れなくなります。このよう精神生理性不眠症の人の中には、 案際以上に不眠を強く意識して悩み訴える場含が多いようです。 生活指導や睡眠薬を用いた治療が行われます。
A薬原性不眠
身体疾患治療のための薬剤の中には副作用として不眠をもたらすものがあり、 抗結核薬のイソニアジド、降圧薬のレセルピンやメチルドパ、抗パーキンソン病薬のレボドバ、 プロプラノノールなどのベータ遮断薬、インターフェロンなどが良く知られています。
B身体疾患による不眠
慢性の頚椎症や腰痛、入眠過程での末梢血管の拡張によるかゆみの憎悪、 また、前立腺肥大や膀胱炎などによる尿路系の刺激も不眠や入眠障害、 特に申途覚醒の原因になります。
C 精神疾患による不眠
精神疾患の初期、特にうつ病では、初期に不眠のみを訴える場合が多いため注意が必要です。 うつ痛が疑われた場含には、速やかに専門医による診断・治療が必要です。
D 脳器質性疾患による不眠(痴呆を含む)
アルツハイマー病、パーキンソン病などの神経変性疾患、脳血管障害、脳腫瘍や頭部外傷で急性にあるいは慢性に不眠が起こることがあります。
●過眠症
夜間に充分な時間眠っているのに、昼間の眠気が強く仕事や学習などの日常生活に支障をきたす場合には過眠症が疑われます。
E 薬剤による過眠
抗ヒスタミン作用のある風邪薬や抗アレルギー薬は、日中の眠気をもたらすため注意が必要です。 抗不安薬、抗うつ薬や抗精神病薬服用中にも過眠が出現することがあります。睡眠薬の持ち越し効累(効果が日中までで続く)で眠気が出現します。 代謝の遅い高齢者は作用時聞の短い睡眠薬でも注意が必要です。
Aナルコレプシー
ナルコレプシーは、体質性の病気で脳内のオレキシンという物質の低下が病態に関係しています。 急に睡魔におそわれ眠ってしまう睡眠発作に加えて、笑ったり、驚いたりすると身体の力が抜ける情動脱力発作、 眠りぎわの金縛りや怖い夢などが一緒に起こります。
Bその他の過眠症
一次性過眠症には、特徴的な症状がなく一日中眠気が続く特発牲過眠症があります。髄膜炎や頭部外傷が契機になることがあります。
■健康づくりのための睡眠行動
下の23個の誰もが分かっているカンタンな生活パターンを毎日続ければ、睡眠に関しては完璧です・・・
一年経てばあなたは仙人になっています
おそらく・・・ 私にはどうも無理です
●快適な睡眠で、疲労回復・ストレス解消・事故防止
●睡眠に闘題があると、高血圧、心臓病、脳卒中など生活習慣病のリスクが上昇
●快適な睡眠をもたらす生活習慣
●〜定期的な運動習慣は熟睡をもたらす
●〜朝食は心と体のめざめに重要、夜食はごく軽く
●自分にあった睡眠時間があり、8時間にこだわらない
●寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る
●年齢を重ねると睡眠時間は短くなるのが普通
●夕食後のカフェイン摂取は寝つきを悪くする
●「睡眠薬代わりの寝酒」は、睡眠の質を悪くする
●不快な音や光を防ぐ環境づくり、自分にあった寝具の工夫
●軽い読書、音楽、香り、ストレッチなどでリラックス
●自然に眠たくなってから寝床に就く、眠ろうと意気込むとかえって逆効果
●ぬるめの入浴で寝付き良く
●同じ時刻に毎日起床
●早起きが早寝に通じる
●休日に遅くまで寝床で過ごすと、翌日の朝がつらくなる
●短い昼寝でリフレッシュ、昼寝をするなら午後3時前の20〜30分
●タ方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響
●長い昼寝はかえってぼんやりのもと
●睡眠障害は、「心や体の病気」のサインのことがある
●寝付けない、熱睡感がない、充分眠っても日中の眠気が強い時は要注意
●睡眠中の激しいいびき、足のむずむず感、歯ぎしりも要注意